ねこのきもち

猫が10才になったら 飼い主さん・同居猫への行動はどう変化する?

2024年4月18日

  • 猫の10才は、人の年齢に換算すると56~60才。この頃になると、飼い主さんや同居猫に対する行動が変化し、関係性が変わってくることもあるでしょう。

    そこで今回は、10才の猫に起こりうる飼い主さん・同居猫に対する行動の変化や、それに伴うリスク、お世話のコツなどについて、獣医師の椎木亜都子先生に伺いました。


    10才の猫にあらわれやすい「飼い主さんや同居猫に対する行動の変化」


    なでられる猫

    不安で鳴くことが増える


    猫は10才くらいになると視覚、聴覚、嗅覚などの感覚機能が低下する傾向に。飼い主さんに甘えて鳴くことも多いですが、今まで感知できていたことがわからなくなり、不安が募って鳴くことが増えやすくなります。


    自己主張が強くなる


    長く一緒に暮らしていると、猫は「飼い主さんがどうすれば要求に応じてくれるか」を学習し、してほしいことや不満などを、飼い主さんにわかりやすく伝えてくるようになります。


    絆や信頼が深まって甘えん坊に


    若いときから飼い主さんと暮らしてきた猫の場合は、長い間愛情を注いでくれている飼い主さんを信頼し、安心できる存在だと感じているはず。警戒心が強めなタイプの猫も、一緒に長い月日を過ごしていると、甘えん坊になる傾向があるようです。

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