授乳期の子猫に必要なお世話とは? 必要なグッズとともに獣医師が解説!
2024年5月1日
-
生後1カ月半未満の授乳期の子猫は、通常であれば母猫がお世話をする時期。しかしさまざまな事情から、人がお世話をしなければならなくなる場合もあるかもしれません。そこで今回は、授乳期の子猫のお世話をする際のポイントや、必要なグッズなどについて、獣医師の先生に教えていただきました。
授乳期の子猫に必要なお世話(1)体温保持
生まれたばかりの子猫は、自分で体温の調節ができません。本来は母猫にくっついて体温を保持しているので、人が代わりに育てる場合は、保温が非常に重要なお世話となります。
子猫の体温保持のためには、室温を24~25℃程度にキープするようにしましょう。さらに、ペット用ヒーターや湯たんぽなどを利用して、子猫の寝床が母猫の体温に近い30~35℃くらいになるように調整します。低温やけどのおそれがあるので、湯たんぽやヒーターが子猫に直接触れないように注意してください。体温保持・寝床に必要なグッズ
・ペット用ヒーター/湯たんぽ
ヒーターは必ず「ペット用」を選びましょう。温度調整機能や防水機能がついているほか、子猫がかじりにくいような工夫をされているものがおすすめです。
・段ボール箱
生後2~3週目くらいまでの間の“仮の寝床”として使用します。子猫が自力で出られない深さで空気穴があり、フタがついているものを選びましょう。上側が開閉するキャリーケースでも代用できます。
・ベッドに使える素材
タオルやフリースなど、やわらかくて吸水性のある、洗える素材のものを選びましょう。小さなクッションでもOKです。